「これまで対面で実施してきた講座や教室、ワークショップが開けなくなってしまった」
「 飲食店をやっていたけれど、お客さんが一気に減った」
コロナの影響を受けて営業できず困っている事業者さん、本当に大変だと思います。
このような状況で取れる選択肢の一つに「オンライン教室の開催」があります。売上減少を完全に補うことは難しくとも生活の足しにはなりますし、これまでリーチできなかった新しいファンを開拓できるチャンスにもなりえます。
ただ、僕こといしおも沖縄は久米島でオンライン教室開催のお手伝いをさせてもらっているのですが、セッティングに工夫がいるなあと。スマホ1台だけあれば良い、というわけでもなさそうです。
そこで今回は、僕が試してみた結果わかったオススメのセッティングや必要な機材、満足度高い講座開催のポイントについて解説します!! 今後双方向型のオンライン教室を開催する人の参考になれば幸いです。
あくまで一例ですYO
やりたいこと
今回ご相談頂いている案件で実現したいのは以下でした。
- 料理教室
- 料理する人が参加者の顔を見れるようにする
- 双方向型で、向こうからの声もリアルタイムで届くようにする
- 料理なので手元もカメラで移したい
使ったのは「ZOOM」
こっちの映像や声を届けるだけなら、youtubeやfacebookライブ、インスタライブなどでも良いでしょう。
ですが、料理の作り方やポイントを参加者さんが質問したり、講師側が参加者さんの様子を見ながら進めたりするためには、ビデオ会議システムを利用する方が良さそうです。
いろんなツールを比較検討しましたが、普及率や音質などから、今回はZOOMを利用することにしました。
セッティング図
こんな感じでセッティングしました。タブレット、スマホは両方ともZOOMに接続します。
① タブレットで参加者さんの顔が見えるように
タブレットでは参加者さんの顔が並ぶようにZOOMを設定。参加者さんの様子を見ながら料理教室が進行できるようにします。
また、マイクとスピーカーを、③のスピーカーフォンに接続しておきます。
僕はiPadを使いましたが、これからそろえるならFireがコスパ良いかと思います。
Fire 7 タブレット (7インチディスプレイ) 32GB – Newモデル
Amazonベーシック タブレットスタンド マルチアングル ポータブルスタンド タブレット/キンドル/スマートフォン用 ブラック
②スマホ+三脚で手元を移す。できれば助手も配置
スマホをzoomにつないでスマホ三脚に固定。講師の手元をうつします。
ただ、たとえばまな板で切るシーンとガスコンロを使うシーンでうつしたいところが変わるので、できれば助手を配置し、必要に応じて移動させられるようにできると良いです。
助手さんは司会進行も兼ねつつ、参加者さんの様子を見て遅れてないかフォローしたり、進行スピードを調整したりもお願いできると講師が楽です。可能ならいてもらったほうが良いと思います。
ちなみにこのスマホは、映像だけうつせればよいので、スピーカーやマイクはOFFにしておきます(でないとハウっちゃいます)。
機材はお持ちのスマホに加え、三脚を。今回はスマホ三脚に加え自撮り棒にもなるこれ↓がで良かったです。
③(たぶん)音質が8割。しっかりお互いの声が届くbluetoothスピーカーフォン(マイク内蔵スピーカー)を
ビデオ通話をやってみるとわかりますが、強いて言うなら映像よりも音質が重要だなと。しっかりお互いの声が届くよう、bluetoothスピーカーフォンやマイク内蔵スピーカーを用意することを強くおすすめします。念のため外付けマイクなども試してみましたが、スピーカーフォンが一番音質良かったです。
あと大事なのが、スピーカーフォンを使えば、ハウりません。ハウリングって、端末AとBがお互いの音を拾い増強しあうことで起こります。そしてハウリングの音はとても不愉快です。
1度ハウると満足度も1下がる
スピーカーフォンというと高そうですが、これ↓で十分でした。重低音きくので普段づかいのスピーカーにもオススメです。
どこでも電波の届きやすいポケットwifiを
料理教室の会場に電波の強いwifiが安定して飛んでいればいいですが、場所によってはなかなか届きにくい場合も。そして通信障害は満足度が下がる大きな一要因です。
ので、ポケットwifiを用意しておくと良いです。僕のオススメはTHEWiFi。以下のような特徴があります。
- ドコモ、au、ソフトバンクの3回線が利用可能
- 速度制限なし
- データ通信容量無制限
反対に、特に地方部でオススメしないのはUQ WiMAX。電波届きません。
やたらポケファイWiMAX推ししてる記事多いのはきっとアフィリエイト目的だから信じない方が良さそう
オンライン教室を成功させる3つのヒント
ここからは、オンライン教室やオンラインワークショップについて僕が調べた中で、成功に役立つヒントを紹介したいと思います。
ヒント① 価格は1人1,000円~3,000円
ホストによる観光体験を販売してきたAirbnbもオンライン体験に力を入れています。料金相場を把握するために一度覗いてみると良いでしょう。
講座内容によりますが、おおむね1人あたり1,000円~3,000円の料金設定をしているように見えます。対面時より何割か安めに作っている印象です。
ヒント② 満足度高い講座のコツは「参加者同士が仲良くなること」
これはコロナ禍が来る前からいろんなオンライン講座に参加してきた僕が間違いなく断言します。参加者同士仲良くなることが満足度高い講座の秘訣です。特に双方向型の講座では、参加者同士の交流が生まれることが満足度に大きく影響します。
なので、ただ何かを教えるのではなく、参加した人たちが仲良くなれるような仕掛けを用意するとよいでしょう。今まで僕が参加してよかったなと思う講座は、具体的に以下のような工夫を行っていました。
- 開始時には自己紹介やアイスブレイクを。今の気持ちをポロッと言う「チェックイン」も有効
- 休憩時間にはおしゃべり歓迎
- ZOOMなら話のネタになるバーチャル背景にもこだわるとGOOD
- 最後は感想をシェア
- みんなでポージングしたスクショをとっても良いかも
- SNS経由ならお互い友達になれるよう紹介する
まあ生身の講座でも参加者同士仲良くなれるほうが満足度上がるだろうから一緒といえば一緒ですね
ヒント③ いろんな講座を受けて良い所をパクる(TTP理論)
いろんな講座がオンラインで開催されています。いまのうちからいろんな講座を進んでうけて、良いと思った所はパクっちゃうとよいと思います。
とはいえ「パクる」と言うと精神的な抵抗感がある人も多いかもしれません。ですが、パクることについてあまり気にする必要はないと思ってます。
今は多くの人が手探りでやっています。そのためやり方を教え合うのが正解感あるなと。「今度そのやり方使わせてもらってもいいですか?」などと(さらっと)お願いしたり、こちらからのノウハウも提供したりすれば筋は通っているように思います。
なおTTPとは「徹底的にパクる」のこと
オンライン教室はやっておいて損はない
ZOOMの利用者が爆発的に増加し、物事のオンライン化が急速に進んでいます。もしコロナがおさまっても、この変化は不可逆的であるはずです。だから今からオンライン教室に挑戦しておくことは、決して損にはならないと考えてます。
沖縄、久米島にいらっしゃる方で、オンライン教室の開催に興味がある人は、僕いしおにもお気軽に相談ください。基本相談無料、作業が発生したら1時間3,000円で対応します。
機材も僕が持っているものは追加料金なしでお使い頂けます。オンライン教室、やると結構大変なので無料ではお手伝いできないですが、一部出世払いや現物払いなど柔軟に対応しますよ。
詳細はここから↓