久米島にひとり旅に来てはいけない6つの理由

久米島にひとり旅に来てはいけない6つの理由

僕は学生時代1年間世界中をひとり旅で回ったのだが、
だからこそ言える。
ひとり旅の行き先として、久米島は危険だ。
世界中の各所と比べても、危ない。
来ないほうがいい。

砂浜で干からびる


観光客さんはみんな、東洋一美しいと言われる砂浜の島、はての浜を目指す。
それもいい。悪くはない。
だけど、僕のおすすめは、アーラ浜だ。
あたりが山に囲われ、人も少なく、まるでプライベートビーチのような場所だ。
この場所は、本当のところ、教えたくない。
だけど、この場所が危険だからこそ、教えなければいけない。
そんな責任感の強い男なのだ、僕は。

何が危険か。言うまでもない。
この天国感だ。

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沖縄では死者の魂は海の向こうにあるニライカナイという
浄土真宗でいう「極楽浄土」のような場所に帰っていくと言われているが、
ああここが、アーラ浜こそがニライカナイなのだったのかと
僕は悟ることになった。

日差しの降り注ぐこのアーラ浜の砂地に、グサッとパラソルを挿す。
ラフマの無断階リクライニングチェア「フュチュラ」を広げる。
冷えたノンアルをプシュッと開けて、一気に流し込む。
そのままうたた寝。天国だ。
死んでもいい。そう思ってしまう。
そして長居し、体内から水分が蒸発し、
干からびてしまうのだ。

体が煙臭くなる


まず覚えておくべきは、
久米島には2箇所、キャンプ場があることだ。
奥武島キャンプ場と、シンリ浜キャンプ場だ。
奥武島キャンプ場 | バーデハウス久米島
シンリ浜海浜公園|キャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」
奥武島キャンプ場は、一泊540円。
シンリ浜キャンプ場は、無料だ。

そして、次に注意すべきことは、
「島のいろんなところに木が落ちている」ということだ。
道端やキャンプ場の中にも、よく見ると木が落ちている。
ハブに気をつけながら、ついつい拾ってしまう。
ポイントは、湿った木が多いこと。

最後に、僕は私物のアウトドアギアを
貸し出している。
いしおレンタル」というサービスだ。

ここで算数の時間だ。
「キャンプ場」×「木」×「いしおレンタル」=?
「?」に入る言葉を考えてほしい。

そう、焚き火だ。
そして木は湿っている。
つまりめっちゃ煙が出る。
燻される。
全身煙臭くなる。
「君、煙くさいね」と言われる。
臭いと言われるのは、誰だってつらい。
つらいから、誰にも会いたくなくなる。
一人焚き火を見つめていたくなる。

その繰り返しで、ひとり旅からの
社会復帰が難しくなるのだ。

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人間は木を燃やすだけで幸せになれる生き物です https://kumerental.thebase.in/items/16300148 #ユニフレーム #焚き火台 #久米島 #レンタルサービス #いしおレンタル

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龍宮城に迷い込む


ダイビングなんてしなくても、シュノーケルセットを買って、
島から海に入れば、龍宮城のような世界が広がっている。

砂浜よりも磯っぽいところの方が
龍宮城感がある。
肌を傷つけないように気をつけながら、
海に入ってみてほしい。

赤青黄色のカラフルでトロピカルな魚が悠々と泳いでいる。
運が良ければウミガメにだって会える。
よくわからないクリーチャーだっている。
怖い。
人間には入り込めない複雑な形をした
サンゴ礁は、城というかダンジョンだ。

心奪われて、ついついもっと遠くへ、
もっと深くへ行こうとしてしまう。
帰れなくなりそうだ。

というか、本当に帰れなくなるかもしれないのと
毒を持つ生物もいるので安全にはしっかり配慮してほしい。

飲み屋でトラブルに巻き込まれる

ひとり旅は何かとトラブルが起きる。
久米島でも同じだ。
だから、ひとり旅で久米島になんて来てはいけない。

ひとり飲んでいると、見知らぬ人に絡まれることがある。
一緒に次の店に行くこともある。
そんなときはだいたい、一人では来れないような
ディープな店にたどり着く。

久米島には、色んな人がいる。
良いやつばかりじゃないけど、
悪いやつばかりでもない。
変な人もいる。
そのへんは、確率だ。

記憶を失う


正直、
泡盛は内地で飲んでも、
それほど美味くない。

語弊があった。
まずいわけではない。
沖縄のこの土地、この気候で
飲む泡盛が美味すぎるのだ。

泡盛を飲むのは、
ジメッとした暑さの広がる沖縄が良い。
一口飲めば心に涼しい風が吹く。

泡盛は水割りが良い。
氷をたっぷりと入れたグラスに、
泡盛と水を4.5:5.5の割合で注ぐ。
これが水割りの黄金比だと、
島の先輩に教わった。

うまい割合で割れると、
水と泡盛のビューティフルハーモニーが炸裂する。
するすると飲めてしまうので、
ついつい飲みすぎてしまう。
そして記憶をなくす。

実は僕は、島に来てからの記憶がほとんどない。

島から出れなくなる


島で楽しい思いを重ねると、
「ここで住んでみたいな」といった
気の迷いが生じる。

そんなときは危険だ。
特に仲良くなった島民がいるのであればなおさら。
「住んじゃえばいいじゃん!」と
無責任なことを言ってくる。

加えて、久米島には仕事や住まい、
暮らしの相談ができる
「島ぐらしコンシェルジュ」がいる。
ワンストップで色々相談できてしまう。

ひとり旅からの移住なら、自分で全てを決められる。
気がついたら、島で暮らしをはじめてしまい、
島から出れなくなる、なんてことにもなりかねない。

このサイトについて~島ぐらしコンシェルジュとは~ | 【沖縄・久米島の移住定住情報】島ぐらしガイド

久米島に来てはいけない

世界的に見ても、久米島は危険なところだ。
お分かりいただけただろうか。

だから、決して、来てはいけない。

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