今、久米島町の町長選がアツい。

今、久米島町の町長選がアツい。

こんにちは、いしおです。

僕の拠点とする沖縄の離島、久米島で今最もアツい出来事があります。

町長選です。

今回は「選挙なんか興味がないよ!」と思っているそこのあなたに向けて、そのアツさを解説します!

これまで長らく無投票が続いた久米島町長選挙

これを書いている2022年4月11日現在、久米島の町長は大田治雄氏です。

大田町長は、2014年の初当選以来、無投票で町長として選ばれてきました。

行政と農業という久米島では強い地盤を持っていることもあるのでしょう、素人目線でも、その体制は盤石だったように思います。

大田氏が無投票で再選 久米島町長選 – 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト

現町長が引退を発表。後継候補は現副町長の桃原氏

大田町長は、2021年の年末に引退を正式発表します。

琉球新報では、以下のように語られています。

一方、人口減少問題や海洋深層水の取水管の拡大事業は達成できなかったとして、後継候補として立候補する副町長の桃原秀雄氏(62)に託したいとした。

久米島町長が今期での勇退を正式表明 大田氏、町職員や町民に感謝 – 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト

町議会議員吉永氏、商工会会長大道氏も出馬を表明

元役場職員であり、農業や福祉などの領域に地盤を持つ吉永氏は、11月の下旬と早い段階で町長選への出馬を表明しています。

久米島町長選 副議長の吉永氏が出馬表明 来年4月投開票 – 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト

また、2月には化粧品製造会社であるポイントピュールの社長であり、商工会長も務める大道氏も出馬を表明しました。

久米島商工会長の大道敦氏が出馬の意向 沖縄・久米島町長選 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

これで、三つ巴の町長選となったのです。

三者三様の地盤を持つ立候補者達

何が面白いかといいますと、これほど民意が問われる選挙は中々ないなと思っています。

  • 現町長の後継者であり、行政に地盤を持つ桃原氏
  • 40代と若く、行政や農業、福祉などのバックボーンを持つ吉永氏
  • 久米島の経済界の重鎮である大道氏

このように、三者三様の地盤・バックボーンを持っています。

町民が自分たちのリーダーを選ぶという観点では、候補者が「揃っている」状態だと言えるのではないでしょうか。

肝心の政策は

僕は今子育てのために島外におり、久米島には数ヶ月に一度戻る程度となっています。そのため島内のリアルな状況がわかりづらいのですが、

吉永氏、大道氏はSNSでの情報発信を積極的に行っており、マニフェストもわかりやすくなっています。

たとえば吉永氏はfacebookページを立ち上げ、選挙活動の様子や政策について、以下のように精力的に情報発信しています。

「自然に還す公共事業」「女性会議や若者会議の開催」など、若い人に好まれそうな政策も多く見られるのが特徴的です。

大道氏は「久米島町の暮らしと景気をV字回復」というコンセプトを前面に打ち出しています。政策も得意とする経済振興に関する内容が多い印象です。

桃原氏の政策に関しては、デジタルでの情報が手元に届いていません(汗)。

おそらく島内ではチラシなどの方法で出回っているのではと思います。

民意が問われる選挙。後悔しないように投票しよう

久米島町HPによると、久米島町の人口は7,450人(2022年3月末現在)です。

まずなにより、このような小さな社会で「出る杭」として町長選に立候補した3名の皆様に敬意を表したいと思います。

その上で、久米島のような小さな社会では、一人のリーダーにより町が大きく変わる可能性があります。つまり一票の差で未来が大きく変わる。そんな機会だと思っております。

僕から言われるまでもないとは思うのですが、ぜひその貴重な一票で、島の未来をつくる活動に参加してみてくださいね。

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