こんにちは。いしおです。
今日は夢について考えてみたいと思います。
夢は大体叶う
「夢が叶う」というのはつまり、
何かの希望やニーズを抱き、
それが成就することです。
ふと思ったのですが、
自分の中で持っていた大体の夢は、
6割くらいの確率でそれなりに叶ってるな、と。
学生時代は世界一周という大きな夢を
叶えましたし(100万ちょい貯めて
休学するだけなので叶いやすい夢でした)、
フジロックや朝霧JAMなどの音楽フェスに訪れ
夢のようなひと時を過ごさせてもらいましたし、
新卒時は東京で高い給与をもらい、
東京ライフをエンジョイさせてもらいましたし、
人生の節目には「俺様フェス」を開催し、
素敵な仲間たちに祝ってもらったり、
前にいた島根県の隠岐の島では、
俗な言い方ですが第二の故郷的な感覚と
大切な思い出をもらいましたし、
今では南国の島に住んで
気の向いた時にハンモックを車に積み
ビーチで海と夕陽と星空を眺める、みたいなことも
日常的にできたりしますし、
複業作りをすすめており、
現在の収入をもうちょっと拡充できれば
東南アジア界隈なら旅しながら暮らせそうです。
大体の自分の夢は叶っている中で、
残りの叶いづらい夢が叶っても叶わなくても
まあ大差なく自分は幸せなのだろうと思っております。
そして一般的には
何割の夢が叶えば幸せなのか、
それは中々言い難いのですが、
例えば「今日も気持ちのよい布団で眠る」とか
「炊きたての白米を美味しく食べる」みたいな
ささやかな夢が1つでも叶っていれば幸せで、
それ以上の夢が叶うならそれは「より幸せ」とか
「身に余る光栄」などと考える方が
「夢がかなわない自分は不幸」などと考えるより
よっぽど健康的なのだと思います。
いづれにせよ、叶えやすい夢と叶えにくい夢がある中で、
1つでも自分の夢を叶えて、幸せを少しでも感じながら
人生をおくることが可能な人は
まだまだ日本では多いのだろうと思います。
ですが、自分の夢を叶えることよりも
もっと幸せで、
もっと人生を豊かにするものがあるのだと思いました。
宇宙は独りでは広すぎる
夢をかなえるより人生を豊かにするのは、
「誰かとの関係」です。
それが
友達であったり、
恋人であったり、
家族であったりと、
具体的には様々な関係があるかと思いますが、
誰かと豊かな時をともにすることこそが、
幸せであったり、
人生の豊かさをもたらすものだと思います。
教科書にしたほうが良いくらいの超名作漫画
「プラネテス」では、
夢の宇宙船を手に入れるために
「独りで生きて独りで死ぬ」と語る主人公と、
「宇宙は独りでは広すぎる」と語るヒロインの対比を
主軸に物語が進んでいきますが、
そう、「宇宙は独りでは広すぎる」のです。
一人で勉強したり、
一人で仕事を進めたり、
一人で贅沢を味わったりと、
一人で過ごす時間というのは
とても気楽ですし、
短期的には良い気分になれるかもしれません。
ですが、たぶんどこかしらか
寂しさが膨れてくるのだと思います。
旅行もフェスもキャンプも、
どこに行くからではなく、
誰と行くかの方が
「楽しさ」を左右しますし、
幸福度も高くなります。
だから、大切な友達と
豊かなつながりを持ち、
豊かなひとときを過ごせるほうが
人生を遥かに豊かにするのだと思います。
でも、単純に人と一緒にいて
酒でも飲んでいれば幸せになる、
というわけではないとも思います。
何かしら豊かな関係を持つための
コミュニケーションの姿があり、
何かしらそこには法則性のようなものが
あるように思います。
ですが、その法則性とは何なのかは
具体的には今の僕には説明できません。
「親愛」とかそんな言葉が
入るのかもしれませんが。
今僕に言えるのは、
「夢を叶えるよりも人生を豊かにするものがある」ということと、
「それは人と人との関係性の間に生まれるものである」
ということです。
そのような豊かな時間を一週間の内どこかで
感じられている人は間違いなく幸せでしょうし、
それを手放して独りになることは
人生の豊かさを損失してしまうようなことかもしれません。
また、一週間の内どこかで
そのような豊かな時間を感じられていない人で、
何か寂しさや虚しさを感じてしまう人は、
きっと誰かと一緒にいて
「親愛のような何か」を感じられれば
より人生が豊かになるのではないかと思います。
講談社
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