真・俺はまだ本気出してないだけ理論

真・俺はまだ本気出してないだけ理論

こんにちは。久米島は晴れてばかりの日々です。
水やりが面倒くさくなり家庭菜園が壊滅状態です。てへ!

割に合わない複業、稲作に取り組む価値


僕は今本業以外にもいくつか仕事を掛け持ちし、複業づくり、パラレルキャリア開拓を頑張っています。
クラウドワークス経由でのライティングの仕事や、その他調査・レポート作成の仕事、
ふるさと納税の事務手続き代行などをやっています。

7月は複業分だけで10万届きそうな感じです。
僕は運がよく、始めたばかりにしては高単価の仕事を頂いたりできています。
皆様ありがとうございます!

でも、中には時給数百円くらいの仕事もあります。普通に考えたら割に合いません。
この時給の低い沖縄で、アルバイトでもしていたほうが高い仕事もあります。
でもそんな単純に時給換算して割に合わない仕事でも、複業というのはそれ以上の
価値があるものだなあと感じています。
では、時給換算すると低い複業に、どのような取り組む価値があるのでしょうか?

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今、僕は沖縄の離島、久米島で暮らしておりますが、
ここに来る前は島根県の離島、隠岐の島、海士町という所にいました。
そこでは会社のメンバーで田んぼを借り、自分たちで食べたり売ったりする用の
お米づくりをしていましたが、やはり時給換算すると割にあいません。
買ったほうが明らかに安いです。週末潰れることもちょくちょくありますし。

それでも、仮に僕がどこか居つく場所が見つけられたとして、そこでもやはり
田んぼはやりたいなあ、と思っております。
理由は、やはり稲作に取り組むだけの価値があるからです。
その価値は、風景や文化、土地を守るといった崇高なものも勿論ありますが、
もうちょっと実際的なものです。

では、そんな稲作には、どのような取り組む価値があるのでしょうか?

本気を出せば生きていける感


結論から言いますと、自分の「本気を出せば生きていける感」が
高まることにあるかと思います。

複業づくりから見ていきます。
複業をしていると、段々こんな感覚が芽生えてきます。
「あれ?本気出したら俺、もうちょっと食っていけるんじゃね?」と。

この時、例えば10時間働いて1000円~3000円、月5000円~10000円ちょいくらいの収入だったりするので、
食っていけるなどとはおこがましいわけでございますが、
ちょっと片手間に取り組みはじめてこれなのだから、
もっと慣れていって高単価の仕事もらえるようになったら食べていけそう、
などと皮算用してしまうのです。

田んぼでのお米づくりについてはどうでしょうか。

段々こんな感覚が芽生えてきます。
「あれ?本気出したら俺、自給自足とかできちゃうんじゃね?」
「むしろ文明崩壊しても本気出したら生きていけるんじゃね?」

勿論一人でお米づくりなんかできもしませんので農家さんが聞いたら怒るかもですが、
そして化石燃料や様々な機械に依存しているので本当に文明崩壊したら困るのですが
(そもそも文明崩壊したらどんなに食料持っていても暴徒に強奪されます)、
一種の勘違いとして、そんなことを思ってしまうわけです。ちらっと。

真・俺はまだ本気出してないだけ理論


この勘違いの感覚を持ってしまうことを、
僕は「真・俺はまだ本気出してないだけ理論」と名付けました。つい先ほど。

これの何が素晴らしいかと言いますと、勘違いから生じる希望の創出です。
「なんとなくちょっとやってみて今は駄目だけど、いずれ攻略できそうな気がする」という感覚は、希望そのものです。

ドラゴンクエスト5では少年時代に「ゲマ」という強敵とめぐりあい、
とても大きな絶望を味わうのですが、それでもなおその絶望の中に一筋の光があるわけです。
「いずれ大人になってレベル上げまくって装備も整えたら、こいつ勝てるんじゃね?」と。

切れるカードを持っておく


たぶん、手札として切れるカードを常に何枚か持っておくとよいのでしょう。
たとえそのカードがLv1の貧弱なものであっても、いずれ成長させれば使えるはず、
まだ育てていないだけ、と。

その点でこの「真・俺はまだ本気出してないだけ理論」とは、別名
「レベル1のスライムとドラキーとブラウニー理論」とも言えるでしょう。どうでもいいですね。

ともかく、色んなワークスタイルや、色んな場所、色んな人達と、
色んな仕事をしてみることは、単純な収入というよりも、
きっとあなたの生きていける感をより高めて幸せにしてくれるはずですよ。
ぜひお試しあれ!

P.S.

僕ははじめてドラゴンクエスト5をやったとき、
ゲマに大敗を喫して、奴隷として売られる・・・
という衝撃的展開がどうしても許容できず、
泣きながらなんどもゲマに挑んでは負けて、
挑んでは負けて・・・を繰り返していました。
親からは白い目で見られていました。
青春の1ページです。

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