体重100KGの方が外出先やオフィスで安心して座れる椅子の選び方と注意点を解説。飲食店や訪問先での椅子選びのポイント、オフィスチェアのおすすめ、そして自宅でリラックスできる椅子について詳しく紹介します。
体重100KGの人が外出時に安心できる椅子の見つけ方と座り方
体重100KGの人が外出時に気になることは、入ったお店などで安心して座れる椅子があるかどうかです。そして、椅子を見つけるには、いくつかのポイントがあります。飲食店や訪問先などで注意を払うべき点を考えてみましょう。
飲食店の選び方と店内での椅子の選び方
飲食店を選ぶとき、お店のタイプを確認することが大事です。なぜなら、和食店の場合には和食のイメージに合った木製の椅子、掘りごたつや座敷、洋食店の場合にはアンティーク風の椅子、などと使われている椅子のタイプ異なるからです。たとえば、木製や金属製の椅子はプラスチック製よりも耐久性がありますし、正座やあぐらが苦手な方は座敷を避ける必要があります。安心できる椅子に座るためには、店選びと店内に入った時の判断が大切です。
(恐怖体験)筆者が取引先で7万円の椅子を壊したお話
以下は知人のエピソードです。
「私は以前、取引先の社長との打ち合わせのため、先方のオフィスへ呼ばれました。先方の会社は建築デザインの会社なのでオフィス内はお洒落で、一つ一つのアイテムもこだわっておられました。私は案内されるままに曲線の美しい椅子に座り、社長との打ち合わせが進み、一息ついて椅子に体重をかけた瞬間・・・
「バキッ」と椅子が壊れたのです!私は何が起こったか分からないまま転んでしまいました。特にケガとかは無かったので、社長に「申し訳ありません」と謝罪すると、「大丈夫?ケガが無かったらよかったよ。椅子は7万円だけどね」と言われて、絶望。社長は笑って許してくれた上、弁償は不要だから仕事頑張ってねと言ってもらえて事なきを得ました。社長の心の広さに感謝です。」
外出先での椅子の座り方
外出先で椅子に座るときは、まず椅子の素材と状態を確認してください。選択肢があれば丈夫そうな椅子を選んだ上で、椅子の座面全体に体重がかかるようにゆっくり座れば、壊れるリスクを減らせます。
椅子は結構丈夫
実際のところ、多くの椅子は100kg以上の体重にも耐えられるように設計されています。しかし、全ての椅子がそうではないので確認は必須です。筆者は体重100KGを超えてから外出先や勤務先で4回程椅子を壊してしまいましたが、後ろに体重をかけすぎたり、勢いよく座ったことが原因でした。
また、近所の飲食店の椅子はこのような木製の椅子で座るのが不安でしたが、ゆっくりと座面全体に体重がかかるように座れば壊れず、快適に食事ができています。
オフィスで使える!体重100kg以上対応の椅子
オフィスで快適に過ごすためには、体重100kg以上でも長時間安心して座れる椅子が欲しいですよね。オフィスにある椅子を買い換えてもらうタイミングは稀だと思いますが、ここでは体重100KGの方にとってオフィスにあると良い椅子、見るべきポイントをご紹介します。
尚、筆者はオフィスの椅子も壊してしまったので、自分で丈夫な椅子を購入して使っていました。
体重100KGの方が快適に座れるオフィスチェアのポイント
体重100KGの方が快適に座れるオフィスチェアかどうかを判断するポイントは次のとおりです。
レッグフレームの素材
椅子を支える脚部は椅子に安心して座るための一番重要なチェックポイントで、その中でもレッグフレームは金属製か強化プラスチックなどの丈夫な素材をおすすめします。筆者が何度か椅子を壊してしまった経験から申しますと、キャスターよりもレッグフレームが先に壊れてしまいます。キャスターとレッグフレームの結合部分が折れたり、レッグフレームの途中で折れてしまいます。レッグフレームは4本か5本ありますが、1本でも折れてしまうと、バランスが悪くなるので無理に使い続けても数週間のうちに他のレッグフレームも折れていきます。
耐荷重
耐荷重とは、その椅子が何kgまで耐えられるかを想定している重さのことです。オフィスチェアの多くは耐荷重80kg~100kgが多いようですが、耐荷重はピッタリその重さを超えると壊れてしまうような設計ではなく、通常は余裕をみていますので1~2割程度オーバーしていても使えるでしょう。知人は体重120kgの時に耐荷重100kgの椅子を5年ほど使いましたが特に問題ありませんでした。それでも、安全・安心して座るためには耐荷重を知っておくことは大切です。
素材
暑がり・多汗の方には、座面・背もたれは空気を通してくれるメッシュがおすすめです。
ひじ掛け
ひじ掛けは、リクライニングで後ろに倒したり、肘をついて考え事をする時にとても便利なものですが、これは体重よりもウエスト・ヒップサイズでひじ掛けの要否は変わってきます。同じ体重でも、性別、体質、筋肉量で体型は違ってきます。ウエストやヒップが大きめの場合は、ひじ掛けがあるために椅子の座り心地が窮屈なものになってしまいます。ひじ掛けの有無は一概には言えませんが、ひじ掛けを後付けできるタイプだと体型や気分に合わせて着脱できて便利です。
オフィスチェアはご自身で選択できることは少ないと思いますが、社員が増える時に新たに椅子を購入する、会社の椅子を壊してしまった、といった場合にはこのポイントを考えて購入しましょう。
メッシュで汗対策もバッチリな、アイリスオーヤマの「メッシュチェアハイバックチェア」」(耐荷重120kg)

アイリスオーヤマの「メッシュチェアハイバックチェア」はメッシュ素材で作られているため通気性が良く、汗対策に最適です。また、丈夫なキャスターと金属製の脚部で耐荷重120kgと、安心して使用できます。
暑い夏でも通気性の良いメッシュ素材なら爽やかな座り心地で、長時間のデスクワークも快適に行えます。高さも自由自在、無段階のガス圧昇降なのでご自身の座高やデスクに合わせて座面の高さが調節可能。
スタイリッシュなオフィスチェアで、快適なデスクワークを過ごしてみませんか?
丈夫さ重視なら「ottostyle.jp ゲーミングチェア」(耐荷重150kg)

ottostyle.jp ゲーミングチェアは耐荷重150kgとかなり丈夫で、レッグフレームは安定感のある5本脚、しっかりとした作りなので、長時間座っても疲れにくい設計になっています。知人が以前の職場で椅子を壊してしまった時にはこの椅子を購入して使っていました。ひじ掛けの幅が広く、5本脚のおかげで安定感があり、安心して全体重をかけられるので、仕事が長時間に及ぶ場合でも安心でした。
耐荷重200kgの頑丈メッシュチェアは「サンワダイレクト オフィスチェア」

耐荷重200kgのこのチェアは、最強の耐久性を誇ります。背もたれと座面はメッシュ素材で通気性も抜群、200kgを支える厚さ19cmの分厚い座面と体重100KGの方でも安心してゆったり座れるオフィスチェアです。ひじ掛けが窮屈に感じる方には肘無しタイプもありますので、体重が100KGを超える方にもおすすめです。
自宅でリラックスできる体重100kg向けの椅子
ここまではオフィスチェアを紹介してきましたが、自宅でリラックスできる椅子もご紹介します。自宅用の椅子はオフィス用と違ってご自身で好きなものを選べるので、ライフスタイルに合った椅子を探してみましょう。ここでは、色んなタイプの椅子をご紹介します。
ひじ掛け無しで自由に座れる、メッシュチェアなら「サンワサプライ 海洋プラスチックメッシュチェア」(耐荷重110kg)

ひじ掛け無しで自由に座れるこの耐荷重110kgのメッシュチェアは、コンパクトで場所を取らず、通気性も良いので快適に過ごせます。プラスチック部分には海洋プラスティックが約20%使用されており、環境に優しいチェアです。自宅でのパソコン作業や書斎用、どちらでも使えます。
折りたたみ式のアウトドア用無重力チェアならコールマン・インフィニティチェア(耐荷重100kg)

日向ぼっこしたり、ベランダでゆったり本を読むアウトドア用のリクライニングチェアなら、コールマンのインフィニティチェアがおすすめです。座ってみたいけどもしかして壊してしまうかもと躊躇している体重100KGの方、このチェアならば耐久性を気にせずに自然の風や太陽の光を満喫することができます。 耐荷重100kgの頑丈設計、無段階リクライニングなのでお昼寝、テレワーク、コーヒーを飲みながらの読書とシーンに合わせた利用ができます。そして収納に便利な折りたたみ式なので、使わない時はコンパクトに収納できるのが魅力です。 広めのベランダやお庭で使いたい方にはおすすめの椅子です。
座れる収納スツールも(耐荷重200kg)

この収納スツールは座る、収納、足置きができる1台3役の上、耐荷重200kgと非常に丈夫です。厳密には収納家具ですが、1人暮らしの部屋に椅子でスペースを使いたくない、拾いお部屋にちょっとした椅子が欲しいという方にはおすすめです。 部屋の隅に収納として置きながら、ちょっと座ったり、足置きとして、そして高い所のものを取る時の踏み台としても使うこともできます。見た目もおしゃれで、リビングに置いても違和感がありません。
【シーン別】体重100kgの人が、椅子についてどうしても困った時の対策
ここでは体重100kgの人が椅子について困ったあるあると、対策をシーン別に紹介します。
飲食店で椅子と机の間が狭くて座れない
ファーストフードのチェーン店に多いイメージですが飲食店で椅子と机が固定されていて間が狭く、キツイ思いをしたことはないでしょうか?この場合は最初に案内してもらう時に店員さんに相談して、広めの席に案内してもらうのが良いでしょう。チェーン店の場合には椅子や机のサイズは基本的に同じですので、〇〇店はテーブル席、××店はカウンター席と覚えておきましょう。 筆者は、某回転ずしチェーン店が好きなのですが、カウンター席はひじ掛け椅子にお尻がいっぱいいっぱい、テーブル席はテーブルと椅子の間が狭くてキツイ、という理由で泣く泣くテイクアウトにしています。
カウンター席で、お隣との距離が近い
こちらはラーメン屋に多いのですが、カウンター席のお隣との距離が近い場合です。カウンター席のみお店はギリギリまで回転数をあげる為に、椅子と椅子の間が狭くなっていることがあり、肘が当たるどころか両隣が先に座っていると真ん中に入れないこともあります。 自分で席を選べたり、タイミングを計ることができれば端の席を選ぶと、少しでもスペースを確保できます。
まとめ
体重100kgの人が安心して椅子に座るためには、外出時は事前のリサーチと現場での迅速な判断が重要です。飲食店では店のHPや紹介サイトで内装の写真から椅子の素材やタイプを確認し、木製や金属製の椅子を選ぶのが良いでしょう。店内では、動かせる椅子があるテーブル席や掘りごたつを優先し、店員に希望の席をお願いすることも大切です。 オフィスでは、可能ならば椅子の入れ替えや新規購入のタイミングで丈夫な椅子を買ってもらい、そういったタイミングがなければ体重が偏らないようにそっと座ることを心がけましょう。 自宅で使う椅子は、用途や趣味嗜好に合わせてゲーミングチェアだけでなく収納スツールや無重力チェアも視野に入れて、体重を気にせずリラックスして座れる椅子を選びましょう。 現代人は、起きている間、多くの時間を椅子に座って過ごします。従って窮屈な椅子に座ってしまうと、嫌な時間が増えてしまいます。そうならないように、椅子を快適なものに変えると多くの時間をリラックスできる、有意義な時間にしましょう。