こんにちは、いしおです。
今日は、表題の通り
「求められていないのにアドバイスをするのは失礼」
という話をしたいと思います。
自戒を込めて。
求められていないのにアドバイスをしたがる人たち
田舎でコーディネーター的な仕事をしていると
よく直面するのが、
「もっと○○したらいい」
「○○をしてみてはどうか」
「なぜ○○をしないのか」といったように、
求められていないのにも関わらず
アドバイスをする人の姿です。
アドバイスをする側は
自分の気づいたアイデアに対して夢中だったり、
慧眼な自分に酔い気味であったりしつつ、
良かれと思って無邪気にアドバイスをしてきます。
だけど、そのアドバイスが受け入れられることは
けっこう少なく、
相手との関係を損ねてしまうことが多いように
思うのです。
アドバイスは上から下に流れるもの
なぜか。
アドバイスは、「上から下に流れるもの」だからです。
「あることについてよく知っている私」が
「あることについてよく知らないあなた」へ
助言をする。
それが「アドバイス」です。
アドバイスをする時点で、
意識せずとも相手を見下していることを
意味するのだと思います。
キャッチャーミットを構えていない状態でピッチャーが投げ込む球はただの暴力
アドバイスとは、野球のピッチングのような
イメージにも喩えられる気がしています。
何がストライクになるのか
(=的を射たアドバイスとなるのか)
いろんな球種、コースを試してみる行為。
だけど、一つ言えるのは、
キャッチャーがミットを構えない状態で
ピッチャーがボールを投げ込んだとして、
それはただの暴力にしか過ぎないことです。
素人からのアドバイスは大体想定済
勿論、何かのジャンルに関して詳しい人が
教えてくれるアドバイスは貴重です。
不意打ちのようにアドバイスが飛んできても、
即座に体制を整えれば
頂けるアドバイスをちゃんと受け止め活かすことができるでしょう。
ですが、多くのケースで、
アドバイスは経験がそれほどない素人から飛んできます。
思考の浅いアドバイスを受けるあなたは
きっとこう思うでしょう。
(……そんなこと、とっくに考えているよ!)
アドバイスなんかしない方が良い。求められない限り
アドバイスを求められたのであれば、
遠慮なく思いつく限りのアドバイスを
相手にプレゼントすれば良いのだと思います。
もしくは、あなたが何かの分野でとても詳しく
豊富な経験と知見を持っているのであれば、
惜しみなくお弟子さんや生徒さんのような人たちに
教えれば良いのだとも思います。
でも、素人が相手から求められていないのにするアドバイスは
往々にして相手を不愉快にさせてしまうだけ、
なんじゃないでしょうか。
だから、アドバイスなんかしない方がいいのです。
2019.4.3追記
twitterで東京時代の先輩、H氏から指摘いただきました。
求められてないの承知でアドバイスをするとどんな素人の意見であっても聞くことは価値があると思ってる。なぜかと言うとそれはマーケティング調査になるから。有識者がしたり顔で考えたものでも大衆に受けないものは価値ないよ
— 萩原拓也 (@hagiyuru) 2019年3月31日
・求められていないアドバイスを言うこと→相手が受け止めてくれる可能性少なく損しがち
・(求めてない)アドバイスを聴くこと→自分の何か(サービスやビジネス、能力etc)を伸ばしたいなら自分の無自覚な部分に指摘をもらえるのでむしろチャンス
というのはある気がします。
もうちょっと整理して考えてみます!