お友達だからこそ正規料金を払いたい。 「お友達価格」について考えること

お友達だからこそ正規料金を払いたい。 「お友達価格」について考えること

こんにちは、いしおです。

今日は「お友達料金」について

語ってみたいと思います。

 

安売り商品を知り「損をした」

日常の何気ない会話の中で、

よく考えたらおかしいな、と

思ったことがあります。

 

それは、ある商品を

正規料金より少し安い値段で買った後に

その商品が安売りされていることを知った時の

言葉です。

 

「損をした」

 

きっと多くの人がそう言うのかもしれません。

でも、その人は実際、損はしていません。

正規料金よりも安い値段で

商品を購入できているからです。

 

だから正しい表現としては、

「私はちょっと得をしたけど、

今度買う人は私よりもっと得をするんだね!

いいなあ」

などでしょうか。

 

挨拶のように当たり前に値切られる中、お友達だけは相手の価値を認めてあげてほしい

得をした、とは思ってくれず、

損をした、と思われてしまうのは

人間の心理であるとも言えるでしょう。

 

なので、誰もが自分が「損をした」と

感じたくないからこそ、

当たり前のように通常よりも

安い値段を期待してきます。

 

「え、高い」

丹精込めた商品を

市場に出す商売人を

傷つける言葉だと思います。

だけど、消費者慣れしている私達は

いとも簡単にこの言葉を吐いてしまいます。

 

そんな社会だからこそ、

お友達だけは、

相手の価値を認めてあげてほしい。

そんなことを思ったりします。

 

お友達だからこそ、正規料金を払おう

価格設定を見直した方が良い場合以外は、

喜んで正規料金を払うのが

成熟した大人なのかな、と思っています。

 

僕の前職の経営陣が出した本

「僕たちは島で、未来を見ることにした」で、

好きなエピソードがあります。

 

僕たちは島で、未来を見ることにした
株式会社 巡の環 (阿部裕志・代表取締役/信岡良亮・取締役)
木楽舎
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京都の名高い料亭

「草喰 なかひがし(そうじき なかひがし)」さんに、

海士町特産の岩牡蠣を卸させてもらったときのこと。

岩牡蠣の値段を中東さんが知り、

これじゃあ儲けが足りないだろう、

もっと高い値段で卸しなさい、と

おっしゃってくださったそうです。

 

これぞ成熟した大人……! と、

本を読んで感動を覚えました。

 

(その一年後くらいに

社員研修旅行として京都に連れてってもらい、

実際に中東さんに

お会いすることができ、

やはりとても魅力的で素敵な方でした。

さらに山菜採りまでご一緒させて頂いたのは

とても良い思い出です)

 

お金があまりないときは

とはいえ、起業準備中など、

あまりお金がない時に

お友達に頼みたい時も

ありますよね。

 

きっとお友達は

「出世払いでいいから」と

割り引いて協力してくれるでしょう。

お友達ですもの。

 

だけど、やっぱり頼みづらいし、

失礼にあたるかもしれない。

そんなときは、

「じぶん通貨」をあわせて

発行するのが良いのでは、と

考えています。

 

さて、「じぶん通貨」とは何でしょうか。

それは、この記事をご覧ください。

ナリワイ・小商いの一歩!「じぶん通貨」を発行しよう

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